基本中の基本ですが、パー3でワン・オンしない、アプローチが寄らない…というゴルファーは再点検すべきでしょう。
「グリップがストロングであれウィークであれ、両手は一体となって働かなくてはならない。それがクラブをコントロールし、充分なスピードを作り出す素だからだ。
次に重要なのはグリップ圧である。圧の強さを1~10という段階にした場合、強靭な手と手首を持っている多くのツァー・プロは、軽めの圧(3)を用いる。手と手首がそう強くない多くのアマチュアは、しっかり握る。手の中でクラブがぐらつかない強さでハンドルを締めつけること。覚えておくべきことは、最高のスピードでスウィングするには、前腕と手首をリラックスさせ続けることだ。《指は締め、手首はゆるゆる》と考えるべきである。
1) チェックポイントNo. 1
左手の中指・薬指・小指でハンドルを包み、掌の底部に向かって締めつける。これを正しく行えば、これら三本の指だけで、身体の前にクラブを突き出した時、45°の角度で保持することが出来る。
2) チェックポイントNo. 2
下方へのグリップ圧によって右の掌の生命線は、左の親指の上にぴったり被さらなくてはいけない。もし、そこに隙間があると、大きな問題を生じる。
3) チェックポイントNo. 3
あなたがオーヴァラッピング・グリップを採用しているのであれインターロッキングであれ、右手の小指が単に左手の上に乗っかっているだけでなく、圧をかけなければいけない。その小さな圧が両手を一体化させるのである。
4) チェックポイントNo. 4
右掌はハンドルの右側に面しているべきである。バックスウィングに入る前に、そこに圧をかけること。
5) チェックポイントNo. 5
右手の親指と人差し指との間に隙間があるようなら、それら二つの指を共に引き締めること。ここの圧力がグリップのコネクションを確実にし、コントロールを最高に良くする。
6) チェックポイントNo. 6
右手の親指と人差し指の谷間の皺が、右肩を指すようにする(顎ではない)。
7) チェックポイントNo. 7
良いグリップには隙間はゼロでなくてはならない。右手の親指と人差し指の股にティーを挟んで、何回か素振りをし、ティーが落ちないかどうか確認する。
8) チェックポイントNo. 8
右手のグリップが正しければ、右手はフィンガーと掌の下方で握っている筈だ。フィンガーで握るとスピードが増す」
この記事では触れられていませんが、名人たちの多くは右手人差し指を銃の引き金を引くように曲げており、私もそうしています。(下図)